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タイトルではbest10になってますが、ありすぎるので(ミステリ好きだから)、
『王道のbest10』と、好みは分かれるかもしれないけど、実はこちらを猛烈におすすめしたい『王道じゃないけどぜひ観てほしい作品best10』に分けてのご紹介です。
まずは王道のミステリランキングから。
王道なので『知ってる、観た』というものもあるかと思いますが、おつき合いいただけると幸いです。
(※ 僕の趣味・嗜好もふんだんに入っています)
それではさっそくいってみましょう!
(※ 大変申し訳ないのですが、役者さん・原作者さん等の敬称は略させていただいています。でも、役者・原作者の皆さんのことはちゃんと尊敬してます<(_ _)>)
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王道ミステリbest10!!
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第10位!『贖罪』
★ 娘を殺された母親(小泉今日子)の理不尽な怒りにさらされ、その呪縛からいつまでも逃れられず、運命を狂わされていく4人の少女たちのお話
最高に後味が悪いです。
しかも長さは300分! 長い!
なのに最後まで一気に見てしまうほど引き込まれます。
娘が殺されたとき、一緒にいた4人の女の子たちに母親が言い渡したのは、
『絶対に犯人を見つけなさい。
できないなら僕の納得できる償いをしなさい』
この女の子たち、小学生です。
加害者でもなんでもありません。
ただ、殺人事件のあったときに一緒にいただけ。
それでも、『償い』という鎖に縛られ、大人になってからも負の連鎖から抜け出すことができません。
殺人事件というのは、被害者はもちろん、残された遺族、少しでもかかわりのあった人たち、それぞれの心にとてつもない闇を植え付けてしまうんだな、と暗澹(あんたん)たる気持ちになること間違いなし。
でも、見ごたえはめちゃめちゃあります。
そして、何といっても小泉今日子がきれいなだけに、やたらと怖い。
怖いけど、おすすめ。
第9位!『告白』
★ 事故死とされた娘が、実は自分の受け持つ中学校のクラスの生徒2人により殺されたことを知った、担任教師の復讐劇
こちらも湊かなえの小説が原作です。
娘が殺されるというシチュエーションも同じ。
ですが、こちらはもう少し直接的というか、徹底した復讐というか……
担任教師(松たか子)の衝撃的な告白から物語は始まります。
『この中に僕の娘を殺した生徒が2人いる。
今ここで名前を言ったりはしない。警察に突き出すつもりもない。
その代わり、HIVに感染している娘の父親(結婚はしていない)の血液を2人の給食の牛乳に入れた。
感染する確率は半々。命の重さを噛みしめろ』
のようなことを言い放ちます。
娘を遊び半分に殺されたのだから、この怒りはわかる気もしますが……(実際には牛乳に血液は入れていません)。
でも、こんなこと言われて冷静でいられるわけもなく、
一人は体調を壊し、家に引きこもるようになり、
もう一人はいじめの対象になります。
そんな状況の中で、命について苦悩する2人の生徒。
もうこれで復讐はいいんじゃないの? と思うんですが、まだまだ復讐は止まりません。
徐々に精神崩壊、または自暴自棄になった二人の生徒の行きつく先は……?
重いというか、復讐の鬼と化した松たか子(役名・森口悠子)の執念に圧倒されます。
覚悟をもってご覧くださいませ。
第8位!『氷菓』
★ なるべくなら何もしたくない『省エネ主義』の山崎賢人(役名・折木奉太郎)が、やたら好奇心旺盛な広瀬アリス(役名・千反田える)に巻き込まれる形で、日常の謎を解いていくライトなミステリ
ライトです。
アニメ化もされた小説の実写版なので、どうしても『キャラのアニメ口調が気になる……』な部分はありますが、
そういうものだと割り切れば問題なし。
内容は原作に忠実に再現されているので、文句なしに面白いです。
個人的には『氷菓』の意味がわかったときが一番感動したかも(わかりにくかったらぜひググってみてください。知恵袋でもいいですが)。
肩の力をだらんと抜いて、気軽にお楽しみください。
面白いですよ! おすすめ!
第7位!『八日目の蝉』
★ 不倫相手の子どもを誘拐した永作博美(役名・野々宮希和子)が、小さなほころびにより逮捕されるまでの3年半と、
元の家に戻ってきた井上真央(役名・秋山恵里菜・誘拐時は『薫』と呼ばれる)のその後の人生と葛藤を描いたお話
有名なキャッチフレーズは、
『優しかったお母さんは、僕を誘拐した人でした』
誘拐してでも親子としての(自分の子ではない)時間を作りたかった希和子の愛情が痛いです。
誘拐しちゃダメだけど、永作博美の圧巻の演技を観るだけでも価値のある作品。
不倫、妊娠、挙句の果てには誘拐と、重いテーマが折り重なっていますが、ぜひ一度は観てほしい作品です。
第6位!『紙の月』
★ 横領や年下の大学生との不倫などなど、普通の主婦がとんでもなく悪いことに手を染めていき、破滅するまでを描いた映画
『八日目の蝉』と同じく角田光代原作、しかも逃げる女性の話ですが、目線から何から、全然違います。
主演の宮沢りえ(役名・梅澤梨花)は初め、本当に地味でなんてことない、どこにでもいる普通すぎる主婦として登場します。
『平凡な主婦』っていうのがリアル。
で、大金をつかんで別人のようなっていく宮沢りえ。
しかも全然反省していないのに、なぜかどんどん綺麗になっていきます。
人って……
絶対に犯罪なんかに手を出さない、と思っていても、どこでどんな落とし穴にハマるかわからない、という怖さあり。
でも、さすが日本アカデミー賞最優秀作品賞をとった作品だけのことはある、と納得です。
映画でしか描かれていないシーンもあるので、原作を読んだことがある人でも、新鮮な面白さが味わえると思いますよ ♪
第5位!『ストロベリーナイト』
★ ある殺人事件の犯人を告げるタレコミがあったにもかかわらず、下される『犯人(渋谷将太 / 役名・柳井健斗)については追及するな』という命令。
納得できず反発する竹内結子(役名・姫川玲子)。
そんな中、大沢たかお(極道)と出会い、恋に落ちていく……とりとめのない説明になってしまいましたが、大筋はこんな感じ
誤認逮捕&容疑者の自殺を隠ぺいしていた過去の事件がバレないように、
さらに『知らんぷり』を決め込もうとする警察上層部と姫川班との攻防も面白いです。
このシリーズを観たことがある人ならわかると思いますが、今回もあんな感じで闘ってます。
そして大沢たかお(役名・牧田勲)との出会い。
恋に落ちてしまう姫川玲子。
西島さん! どうする!(役名・菊田和夫 / 姫川玲子のことが好き)
事件を解くだけでなく、姫川(刑事・上司)・菊田(部下)・牧田(極道)との三角関係も見ものです。
警察がひた隠しにしている真実は白日の下にさらされるのか?
柳井は本当に犯人なのか?
三角関係の行きつく先は?
いろいろ楽しめる一作。
ただ、このシリーズ全般に言えることですが、けっこうグロいシーンもあるので注意が必要です。
第4位!『悪の教典』
★ ヤバすぎるサイコ教師『ハスミン(伊藤英明)』が、都合が悪くなると、見境なく生徒や他の人たちをバッサバサ殺しまくるお話
ハスミンが普段は何の問題もない、むしろ大人気教師であることが一番怖いです。
観ようによってはミステリというよりホラーですね。4位に入れちゃったけど……
一度だけでなく、二度三度と観ると、また違った感想を持つかも。
ハスミンの本性を知ってから観なおすと、恐怖倍増ですよ!(やっぱホラー要素が強い)
第3位!『ソロモンの偽証(前・後編)』
★ クリスマスの朝、中学校で発見された男子生徒の転落死をめぐり、生徒たちが自分たちの手で真相を暴くために学校内で裁判をするお話
前編の『事件』と後編の『裁判』の二部作になっています。
大人になった主人公(大人役は『尾野真千子』)が母校の先生になって帰ってくるところから始まります。
かつての校内裁判は、伝説として未だに語り継がれているんですね。
有名だからすでに観たという方も多いんじゃないでしょうか。
(※ なのであまりくどくどとは書きません)
少年少女たちの迫真の演技にも注目!
これは観ないと損かも!!
第2位!『カラスの親指』
★ 会社の同僚の保証人になったことで借金を背負わされた阿部寛(役名・タケ)の爽快復讐劇!
復讐劇なのに爽快!!(言い方変えて二度言った!)
阿部寛はじめ、登場人物は皆かなり壮絶な過去を持っているのですが、設定や演出によって、そこらへんはあまり重く語られていません。
これってネタバレに近くなっちゃうかな……でも、村上ショージの『演技大丈夫?』感にはだまされちゃダメ。
彼、けっこうなキーパーソンです。
とにかくスカッとしますよ。
『カラスの親指』というタイトルはどこで活きてくるのか?
ラストまで楽しめる作品です。
おすすめ!
第1位!『22年目の告白―僕が殺人犯ですー』
★ 22年前に起こった凄惨な連続殺人事件の犯人と名乗る男が、時効を迎えたことにより登場。
インタビューに答えたり、告白本を書いたりと派手なパフォーマンスを繰り返し、世間を騒がせる犯人。
目的は一体なに? まさかただの目立ちたがり屋?
というわけで彗星のごとく登場した犯人ですが、さすが藤原竜也(役名・曽根崎雅人)だけあって、あっという間にカリスマ的な存在になっていきます。
が、遺族は当然面白くない。
世間にも『許せねぇ』と思う人たちがいます。
当時事件を追っていた刑事も怒り心頭。
それでもそんなアンチファンをあおるようにパフォーマンスを繰り広げる犯人(元犯人)。
本当に藤原竜也(曽根崎)は犯人なのか?
まさかの結末はある?
……については なにも言えませんが、とにかく楽しんで観てください。
ここまでが、僕の独断と偏見込みですが『王道ミステリのbest10』。
続いて、知ってる人もいるかもしれないけど、まだ観たことのない人にはぜひぜひ観てほしい、
『王道ではないがおすすめのミステリbest10』
のご紹介です。
王道ではない! でもおすすめなミステリbest10!
これまでご紹介してきた作品もおすすめですが、
実は僕が本当に観てほしいプライム・ビデオたちはこちら!!
第10位!『人生スイッチ』
★ ちょっとしたきっかけでスイッチを押してしまった男女6人が繰り広げる、全6話のコメディ・サスペンス
これは……アホらしいです。
とりあえずみんな怒る。
で、怒りの沸点が低い。非常に低いです。
沸点低いうえに、そんなことでこんなことまでする?! というようなとんでもないことをしでかします。
それに対する反撃パワーもすごい。
怒りを爆発させているシーンとバックに流れる音楽のギャップもシュールすぎ。
世にも奇妙な物語の海外版のようなところもありますが、世にも奇妙系の『奇妙』ではなく、独特の『奇妙さ』がさく裂しています。
怒りパワーがなぜかハッピーエンドにつながるエピソードもあり。
とことん怒って怒りを浄化させるのもいいかも、とふと思ったり思わなかったりもします。
1度は観てほしい。
合わなければ、すぐに消しちゃって(切っちゃって?)いいので。
あまり真剣に観ちゃダメですが、軽く、ほんの軽~い気持ちで、脱力しながら観てほしい作品です。
第9位!『刑事・横道逸郎』
★ オークション会場に逃亡中の殺人犯が現れる! と警察にタレコミ電話が入るところからスタート。
(会場の)駐車場で1人の男性が殺される殺人事件が発生。
容疑者はオークション会場にいた99人の人たち! 多い!
犯人はだれ? 逃亡犯は現れたのか?
オープニングのシーンで『なに?! 逃亡犯だと!!』と思っていると、いきなり場面が変わり、
スーパーの店員として働く高田純次(役名・横道逸郎)が登場。
テキトーです。ものすごく高田純次です。
と思ったら、またオークション会場のシーン。
で、また高田純次。
この2パターンのギャップがなんかウケます。
実は高田純次(横道)はスーパーで潜入捜査をしていたんですね。
テキトー店員を演じながら、ちゃんと犯人も捕まえています。
が、テキトー男・高田純次をフルで観られるのはここらへんまで。
あとはちゃんと刑事として捜査してます。
彼の得意技はトーク。
口の堅いオークション会場にいた関係者たちの心をトークのうまさで開き、謎に迫っていく高田純次! というか横道逸郎!
難しい推理や高度な謎解き要素はあまりありませんが、気軽に観るにはちょうどいい作品。
冒頭に出てくるテキトー店員ほどテキトーではありませんが、関係者たちに話を聞いていくときのトークの切り口も面白いですよ。
よかったら観てみてください。
たぶん、思った(チョイ)以上に面白いはずです!
第8位!『SOIL』
★ 郊外の住宅地『そいるニュータウン』で起こった一家失踪事件の解決のためにやってきた2人の刑事が見たものは、
失踪した娘の部屋に残された巨大な塩の柱だった! なんだこれ?!
コメディ・ホラー・ミステリ・SF……とにかくくだらなくて面白い!
(※ くだらないのが面白さにつながらない方には、苦痛かも)
そしてラストというか解決編が、これはダメでしょ、というくらい下品です。
でも、それ以外もちょこちょこ下品。
(※ 許せる範囲)
とくに田山涼成(役名・横井満夫)……パワハラ・セクハラ、下品さが半端ではありません。
なのにだんだんカッコよく思えてくるという、本筋とは関係のないミステリもあり。
そして高橋一生(役名・片栗尚吾)が初々しいです。
しかも面白演技がうまい。
中学校の教師役の新井浩文(役名・戸北肇)……いろいろ知っているっぽいのに、ほとんど事件解決に貢献していません。
さらにインパルス・板倉。
一見見逃しがちな役で出ています。
で、やってることがそうとうえげつないです。
などなど、突っ込みどころは満載なのですが、全体的な感想としては、『面白いからいっか』。
これはホントにおすすめなんですが、好みが思いっきり分かれそうだったので、痛恨の8位に。
第7位!『暗黒女子』
★ 校舎の屋上から転落した女子高生の死は、事故か自殺か、殺人か?!
をめぐり、亡くなった女子高生と同じ文学サークルに属す5人の少女たちが推理チックなものを繰り広げる物語
舞台はクリスチャン系セレブ女子高の中でも『選ばれし者』しか入会できないのが文学サークル。
サークルの会長でもあった女子生徒(飯豊まりえ・役名 / 白石いつみ)が転落死しちゃうんですね。
で、『文学サークルのメンバーのだれかによる殺人では?』といううわさが立ち始め……
そこで文学サークルの新会長になった清水富美加(役名・澄川小百合)の提案で、定例会で『誰が彼女を殺したか』をテーマにした小説を発表することになります(ついでに闇鍋も)。
要するに、メンバーのだれかを犯人として告発する内容の小説です。
それぞれの小説を通して、徐々に暴かれていくメンバーたちの隠された側面。
だれが犯人でもおかしくない雰囲気になってきます。
本当にこの中に犯人はいるのか?
白石いつみってどんな女子だったの?
闇鍋の中身は?
転落死の真相は?
え?! ラスト、そうくる!!
それぞれのメンバーが発表する小説では、すべて違う犯人と動機が語られているため(最後の小説は別)、物語を手掛かりに全体を推理していく面白さも味わえます。
ただこれ、原作は『イヤミス(読むとイヤな気分になるミステリ)』なので……観終わったら、そんな気分になると思います。
第6位!『最後の晩餐~刑事・遠野一行と七人の容疑者~』
★ オープン初日の小さなイタリアレストランで起こった放火殺人事件(9人の招待客のうち、3名が死亡)。
犯人はだれだ?! 動機はなんだ?!
純粋な謎解き系ミステリ
放火が起き、病院に搬送される生存者たち(まだ身元は不明)。
ですが、彼らは次々と病院から逃げ出します。
あ、怪しい……
彼らも十分に怪しいのですが、それ以外にも現場から逃げ出した生存者もいることが判明します。
みんな怪しいんです。
そしてこの怪しさこそがラストにつながる大事な伏線になってます。
酷評も多い作品ですが……僕は好き。
犯人がわかると(半分くらいで。そういう設定です)セリフの意味も違って聞こえてきますよ。
これまでとは違う角度から観ることができるので、それも楽しい。
犯行の理由が弱いとみるか、どんな小さなことでさえ犯人にとっては重要な意味を持つものだ、と捉えるかで、
作品自体の出来・不出来、イメージが変わってくると思います。
(※ なので共感できない方もいるはず)
ただ、最後のシーンだけはいらないかな。
完全な番宣(続編の)になっちゃってます。
続編『陽はまた昇る』もプライム・ビデオで観られるので、興味のある方は探してみてくださいね。
第5位!『半落ち』
★ アルツハイマー病を患った奥さんを殺したと自首してきた元警察官は、なぜ、自首までの空白の2日間についての供述だけを拒否するのか?
本人(自首してきた犯人 / 寺尾聰 / 役名・梶総一郎)が黙秘しているので、捜査員が家宅捜査をします。
そこで出てきたのが『新宿歌舞伎町』に行ったという証拠のティッシュ(街で配ってるやつ)。
これが問題なんですね。
奥さんに殺してくれと頼まれて殺人を犯したのであれば『嘱託殺人』。
でも、歌舞伎町……女性がらみの(痴情のもつれによる)殺人となると、罪はかなり重くなることに。
それなのに一切の弁明をせず黙秘を貫くのはなぜか?
(※ 空白の2日間のこと以外、殺害の動機や経緯はすべて話しています)
黙秘していた理由がわかってからもう一度観なおすと、セリフ(もしくは沈黙)の意味が刺さります。
そして奥さん(原田美枝子 / 役名・梶啓子)の姉役の樹木希林(役名・島村康子)の演技がすさまじい。
これが裁判員裁判だったら、判決が裏返るレベルです。
この作品は泣きます。
ボロ泣きします。
実は原作には直木賞の選考後に(直木賞は逃してます)『致命的な欠点あり』『現実的ではない(物語の重要な部分)』と指摘を受けたという過去があるんですが、
小説なので……フィクションにどこまで現実的であることを求める必要があるのかなぁ、な気もします……
実際、原作はベストセラーになり、当時のランキングでも1位になってるし。
ぜひ観てほしい作品。
ホントにおすすめします。
(※ 重いですが)
第5位タイ!『怒り』
★ 1年前に起きた夫婦殺人事件の現場に残された『怒』の血文字。
警察により発表される犯人の顔写真。
似ている3人の男性が、それぞれ東京・千葉・沖縄で暮らしていた!
この中のだれかが犯人なのか?!
……説明がすごく下手ですね……すみません。
犯人は『山神一也』という男性と判明。
が、彼は整形手術をして逃げ回っている様子。
なので、変装・整形後を見越したいくつかのパターンの手配写真が公表されます(女装バージョンもあり)。
で、東京・千葉・沖縄に住む男女が出会うのが、この写真に似ている3人の男性なんですね。
しかもこの3人、身元がはっきりしていません。
自分のことを話そうとしなかったり、ほかの人に自分の存在を知らせないでほしい、と頼んだりと、かなり怪しい。
もしかしたら、彼が犯人なのか? と疑いながらもかかわりを続けていく周りの人たちの葛藤。
犯人ではないものの、人には言えない秘密を抱えて生きる苦しさ。
犯人はなにを思って『怒』の血文字を書いたのか。というか、犯人はだれだ?
観ていくうちに、
『この3人は顔が似ているだけで、本当はほかに犯人がいるんじゃないか? いや、いてほしい』
と思えてきます。
3人とも、そんな悪い人たちには見えないんです。
親しい人に疑われ、傷つきながら彼らのもとを去っていく『犯人に似てる男たち』。
実は誤解だったと気づいたときの後悔。
けっこう切ない話です。
でも、いい話。
ただ、男性同士の絡み(ゲイ)、レイプなど、ちょっとどギツいシーンもあるので苦手な方は気をつけてください。
第3位!『羊の木』
北村一輝 / 優香 / 市川実日子 / 水澤紳吾 / 田中泯(みん)/ 松田龍平
★ 一度罪を犯した人間は、二度とこれまで通りの人生を送れないのか?
償うとはなにか?
完全に更生することはできるのか?
被害者遺族は元受刑者の更生を認められるのか?
錦戸亮(役名・月末一)が、移住者をむかえに行くところからスタートします。
この時点では彼らが元受刑者であることをまだ知らないので、やり取りが食い違ってて面白いです。
何人目かの移住者をむかえに行ったときに本当のことを知りますが、ほかの住民には一切知られてはダメ、
また元受刑者に、自分以外にも元受刑者がいることを知られるのもダメ、という状況。
元受刑者たちも、案外みんないい人です。
錦戸亮(月末)と友だちになった受刑者も。
なんですが、ある祭りの日に、お酒を飲んで暴れた元受刑者により、
なんとなく『もしかしてオマエも(元受刑者)?』のような感じになってきます。
不穏な空気も漂い始め……
それでも彼らを信じたい錦戸亮(月末)。
そして初めに戻って、『一度罪を犯した人間は ──』という重いテーマが、あまり重すぎずに描かれている作品です。
受け入れる住民とのホロっとさせられる場面もあり。
ラストに関して酷評も多いんですが、一応、物語としてオチはついています。
移住してきた元受刑者の心情を細かく考えながら観るとかなりいい作品だと、個人的には思っています(嫌いな人は嫌いかも)。でも僕は好きです。
(※ とんでもないのが一人いますが、この人がたぶん真の主人公なんだと思う)
第2位!『闇の伴走者 / シーズン1』
★ 漫画界の巨匠が残した未完成作品を手掛かりに、実際に起こった迷宮入り事件の真犯人を探していくお話
ちゃんとした謎解きミステリ。
けっこうな序盤(エピソード2あたり)で犯人がわかります。
で、えぇ! いいの?! となりますが、それ、騙されてます。
最後まで気を抜いちゃダメ。
マンガの原稿(画稿)が謎解きに活かされるあたりに、原作者のマンガ愛を強烈に感じます。
編集者役の古田新太(役名・醍醐真司)が代わりにマンガについてのうんちくを語ってくれてますよ!
で、このキャラがかなり強烈。
でも、ちょこちょこ出てくるスネる場面がかわいい。
そして醍醐、なぜかどんどん探偵に目覚めていきます。
最後には未発表作品から読み解いていく、という設定の意味がわかって『だからか!!』というスッキリ感も味わえます!
マンが好きにはホントにおすすめ。
マンが好きじゃなくても、重くなりすぎないミステリが好きなら絶対に楽しめると思うので、やっぱおすすめ!
(※ 女性を監禁したりするかなり不快なシーンあり。そこだけがちょっと……)
第1位!『ソドムの林檎~ロトを殺した娘たち』
★ 何人もの男性から金品を巻き上げ、最終的に殺害した結婚詐欺師は意外にも全然きれいじゃなかった!!
これは本当におすすめしたいです。
まず、設定がすごい。
もともと綺麗で、それが原因でイヤな思いをしてきた女性が『あえて醜く整形』します。
ここだけ聞くと、頭おかしいんじゃないかと思いますが、それにもちゃんと理由はあるんですね。
それにしても、その役を素顔まま(醜く見えるようなメイクなどせず)やり切った寺島しのぶ(役名・宮村恵)、すごすぎです。
この役をもらったときに怒らなかったんでしょうか……
女優魂ってやつなんでしょうか……
とにかく、改めてすごい女優さんだと思いました。
そしてもう一人、こちらは世間一般の整形のイメージ通り、もともと綺麗ではなかったことにコンプレックスを覚え、綺麗な顔に整形した女性も登場します。
それが編集者として働いている木村文乃(役名・設楽万里)。
万里は恵に興味を抱き、接点を持つようになるのですが……
この話、事件自体はひどいんですが、恵(寺島しのぶ)のセリフが『犯人の考え方』に従い徹底してるのでなぜか一貫性を感じてしまいます。
供述にもちゃんとしたテーマがある。
恵って、どう考えても普通じゃないのに、
観ているうちに同情してしまう。
そういうことならしかたない、かわいそうじゃないか、と、どんどん感情移入していくはず。
それだけの演技力ってことなんだと思います。
この演技を観られるだけでも一見の価値ありです。
何事にも動じない恵の狂気。
エピソードごとのラストに流れる音楽も疾走感があってカッコいいです。
ただ、セリフで『ブスブス』言いすぎなのがちょっとだけ気になる……
また、万里(木村文乃)の事情にも切なくなります。泣ける。
実は何度も観ていますが、これからも何度でも観たくなる作品です。
『美しさに運命をほんろうされるなんてまっぴら』と言っているのが『かつて美人すぎてあえて醜くなった女性』というとこが深い。
そして、事件の根っこも深いです。
さすが聖書の『ロトの娘』がサブタイトルになってるだけのことはあります。
一度は観てほしい。
ホントに観てほしいです。
タダだし。
おすすめ、マックス作品です。
■Amazonプライムって本当に価格以上の価値提供しまくりです
終わりに……
最後になりましたが、これまで紹介してきた作品がプライム会員なら全部無料で観られるって、Amazonさんの太っ腹度が本当に半端ではないと思う……
でも、かなりありがたい。
そして観ないともったいない。
今回ご紹介させていただいた作品には多分に僕の趣味・嗜好、独断やら偏見がボコボコ入っています。
くだらない = 面白い
アホらしい = 面白い
純粋な謎解き = 面白い
社会派っぽいミステリ = 面白い
僕のストライクゾーンが激・幅広なので、皆さまにとっては『これは違うだろ』というおすすめ作品もあったかと思います。
(※ しかもほとんど日本の作品に……)
ごめんなさい。
でもでも……もしよかったらでいいので、
僕のおすすめ作品も、どうしようもないくらいにヒマな時に観ていただけるとうれしいです。
ではでは。
最後まで長文におつき合いいただきありがとうございました。
最後に
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ーーー管理人紹介ーーー
齊藤 健(HN:花月)
埼玉県生まれ
Web集客コンサルタント
メンタル障害アドバイザー
ゼロからお金を生み出す専門家として18歳より活動を開始。
一人ビジネスで億超えを達成し、それを教えたところ数1,000万円稼ぐ実績者が誕生。
現在はインターネットを活用したビジネスを専門に多くの実績者を輩出。
副業からインターネットビジネスを始める初心者のクライアントさんと近い距離で自分メディアにお客さんを集める戦略策定、施策が得意。
自身がメンタル障害で苦悩してきた経験を活かして、メンタル障害からビジネスで圧勝する必勝パターンを研究・ブラッシュアップして自宅を仕事場にしたい人を応援している。
セミナー登壇やメディア出演も経験。
好き:ねこ、昼寝、刃牙、ワンピース
嫌い:上下関係、我慢、梅干し
趣味:動物と遊ぶ、読書、瞑想
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